〈ウチの高校生男子が夏休みの宿題(感想文)が進まず隣で泣いているので、宿題気分のタイトルで〉
テレビ業界から婚活カウンセラーに転身したディレクターの仁禮(にれい)です。
(他にも終活カウンセラーとか、いろいろやってます)
先のブログで紹介した映画『マリッジカウンセラー』を観て、リアルマリッジカウンセラーはどう感じたのか。
8月19日:広島市西区 横川シネマ
 
															山﨑 歩プロデューサー(左) 前田 直樹監督(右)
 
															映画作品としての評価はそれぞれなので、リアルマリッジカウンセラー目線での感想に絞ります。
それは、
「なんだか時々、映画の中に居るような錯覚に陥った…」です。
映画の中の結婚相談所は「とわえもわ」というのだけど、そこで婚活している人を「青い鳥」の会員さんだと思って見てしまうし、カウンセラー同士の「よっしゃ!」のシーンには、思わず拍手しそうになって、スクリーンを前に自分の腕を押さえたりして。
それはつまり、製作側がとても念入りに結婚相談所業界を取材して作ったのだということ。
わたし自身が本来テレビ業界の人間なので、取材の姿勢や取材対象への思いが作品の演出にストレートに出るのはよくわかるし、そこの丁寧さはフィクションでもちゃんと伝わってくるし、そのあたりは面白かった。
「イマドキの結婚相談所はそこまでしないけどな」というツッコミ箇所があったとしても、それは関係ない。
ドキュメンタリー映画ではないのだから。
 
															当然、『婚活関係者』」にお勧めしたい
なのでまずは、この映画を婚活支援している人にお勧めします。
(仲人・婚活アドバイザー・婚活カウンセラーとか呼ばれる人たちですね)
ついつい自分を投影する中で、興味深い感覚を味わえます。
「わたし、自分の気持ちを会員さんに押し付けてないかな」と、ふと振り返ってみたり、「やっぱいい仕事だな」という誇りを感じたり。
ベテランカウンセラーの振る舞いやセリフは参考になる。
それから、婚活中の方!
女性も男性も若い人もシニアも楽しく観ることができるはず。
いろいろなケースの男女が、それぞれの人生を生きていてそれぞれの試練に向き合って、きっと「婚活中のあなた」の共感を各所で得ることと思います。
そして、婚活は甘くない、パートナーを探す中で婚活は自分と向き合うことだと気付かされる。
今の自分の婚活スタイルをバージョンアップする機会になるかもしれません。
さらに、相談所の担当カウンセラーが「あなたの最高の出逢いをサポートしたい」という、そのひとつの思いで、知恵を絞って、小さな努力や葛藤を重ねながら日々地味に頑張っていることがわかると思います。
いや、婚活中の人はカウンセラーの内情なんて、知る必要もないのだけどね。
“大きな大きなお世話な仕事“と青い鳥について
映画では、渡辺いっけいさん演じる赤羽昭雄が、見事にめっちゃズレてるお節介を押し付けまくるのですが、“大きな大きなお世話な仕事“(映画のキャッチコピー)は、あくまでさりげなく、オトナの配慮に満ちたお世話でなくてはなりません。
わたしは若い頃からお節介なるものが苦手で、あのお断りできない見た目優しさいっぱい、でも押し付けがましい感じ(人)から遠いところで過ごしたい、と思っていたので、まさか自分がひと様の婚活のお世話をする仕事を選ぶとは、つい最近まで思っていませんでした。
仲人のイメージって、お節介の偏差値、東大レベルですもんね。
お節介が苦手なのに、でも面倒見がいいと長く言われてきたわたしは、映画を観てさらに気持ちを更新させました。
青い鳥は、婚活する方にそっと優しく寄り添い、常に的確で客観性に満ちたアドバイザーであろうと。
いえ、それは、マリッジカウンセラーとしてはごく当たり前のあるべき姿なのだけど、より具体的にイメージができました。
そう、ひと言でいうと、宮崎美子さん演じる「とわえもわ」の十和子さんのような。
(と思うリアルマリッジカウンセラーは多いことでしょう)
今は、気付くと前のめりのお世話モードになっていることがあるのですが、10年後くらいには円熟したカリスマカウンセラーに成長していることを、ここに誓います。。
 
															☆広島は横川シネマで8月25日(金)までの限定上映
山口県では、
☆9月1日(金)まで 「山口情報芸術センター」で公開
 
															~今回のブログのおしまいに、青い鳥のひと言~
◇『ご縁』というワードは婚活の定番・王道キーワードで、映画の中でもたびたび出てきます。
青い鳥は、素敵な『ご縁』を引き寄せるため、あなたの力になりたいです。
◇青い鳥は、30代、40代、シニア婚までサポートします。
 
								 
								